開発者の声

美田園のまちづくりを当事者の側から見るとどうなのでしょうか。ここではまちの作り手にインタビューを敢行、平成18年度末のまち開きへの意気込みを語っていただきました。

少しでもより良いまちを提供することが、私たちの使命だと思っています。

下増田臨空土地区画整理組合
事務局員 阿部 さん
下増田臨空土地区画整理組合事務局員 阿部 さん

今回お話をお聞きしたのは、美田園の開発の中心となっている、名取市下増田臨空土地区画整理組合の事務局員を勤める阿部和子さん。大規模な開発現場で働く昼間の顔とは別に、三人のお子様の母親という家庭の顔もお持ちの阿部さんからは、様々な角度、立場からの面白いお話をお伺いすることができました。

アクセスの良さは、交通機関のみならず

今回の美田園で、開発事業に携わるのも5カ所目を数えるという阿部さんは、様々な経験をお持ちのスーパー事務局員。実際に開発を開始する前の準備委員会から参加することも少なくなく、土地の開発の流れ全てを熟知していると言っても過言ではありません。その阿部さんが美田園の魅力として真っ先に挙げられたのが、「平地であること」です。今までに経験した4カ所の開発事業では、山を切り崩して土地を造成したケースもあり、道路の高低差が激しい場所もあったと言います。「美田園だったら自転車で移動できますからね~。」と話す阿部さんは、道路の勾配が少ないことの利点を知っているのです。冬に雪が少なく、そして道路も平坦な美田園では、車やバスなどを利用しなくても自転車さえ乗れれば、比較的楽に移動ができる。これなら毎日スーパーに買い物に出かける奥様も移動に手間取ることはありません。主婦の顔を持つ阿部さんならではのお話ですね。

家族との繋がり=アクセスの良さ

美田園は「陸・海・空」全てが揃っているという阿部さん。その真意をお尋ねすると、陸=自転車で移動できる、海=海が近く、自然に囲まれている、空=仙台空港が近くアクセスに優れている、とお話してくれました。実際、ご実家のある京都への帰省等で飛行機を多く利用する阿部さんにとっては、やはり鉄道を含む仙台空港へのアクセスの良さは大きな魅力の一つのようです。

また、現在お子様が自立され、ご長男が東京へ、ご次女がアメリカへ留学していることもあり、アクセスが良いことは自分の移動が楽なだけではなく、家族全員が集まりやすいこともあると言います。「自分の老後を考えるとあまり長距離の移動が出来なくなりますよね?そんな時、美田園だったら鉄道も走っているし、空港まである。自分が移動できないなら、家族に来てもらえばいいですから(笑)。ここ、美田園はとても家族が揃いやすい環境だと思いますよ。」アクセスとは、交通機関へのアクセスのことだけを指すのではなく、家族との繋がりの良さをも意味する。ご自分自身の京都までの移動に加え、お子様たちが遠方で生活を営んでいる、そんな環境の中にいる阿部さんには、私たちには見えない美田園の魅力が感じられているのです。

多くの経験が集結した美田園開発

「この美田園の開発には、あらゆる技術と多くの経験を持った人材が集結しているんです。」と胸を張ってお話する阿部さん。お話をお伺いしている間にも何度となく「グレードアップ」という言葉を口にしていました。阿部さんが考えるまちづくりの「グレードアップ」をお聞きすると、数を減らして高価な外灯を設置するのであれば、通常の外灯を数多く設置することや、タウンセキュリティの導入により安心・安全を得るなど、「この事業に携わる皆さんは、数々の経験を踏まえて、そういう事が分かっていて業務にあたっているんですよ。」とお話してくださいました。事実、美田園では「美田園まちづくり検討会」という独自の機構を持っていて、様々な立場の見識者からまちづくりに対しての意見をお聞きするという取り組みを行っています。そのことにより、男性だけではなく女性の意見を、大人だけではなく子供の目線にたっての意見(小学校の教頭先生など)を、若者だけではなくお年寄りの意見をと、色々な方々の立場にたった開発を行っているのです。この、住まわれる方の立場をより一層理解して開発を進めることこそが阿部さんの言う「グレードアップ」と言うことであり、それを実際に体現できる優秀な人材が美田園に集結しているのです。

キャリアのラストにふさわしい美田園開発事業

開発事業の一番の楽しみ、やりがいは、開発を始める全くのゼロからスタートし、完成までを見届けられることにあるという阿部さん。今までに多くのキャリアを積み上げてきました。でもそれも恐らく今回の美田園開発が最後になると言います。それだけに美田園に対しての思い入れも強く、最後に「少しでも良いグレードのまちを提供することが私たちの使命だと思います。」と決意に溢れた表情で話してくれました。阿部さん自らが「ラストにふさわしい。」と語るこの美田園の開発事業。阿部さんの「グレードアップ」への取り組みは今日も続いています。